「道の駅 いちごの里よしみ」の魅力を発信!
観光学部観光学科3年次 佐澤 芽里(プロジェクト代表)
2016/06/02
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
観光学部の東ゼミの学生たちによる連携企画型実習のご紹介です。
埼玉県吉見町の「道の駅 いちごの里よしみ」での連携企画型実習に参加
プロジェクトメンバーの6人。 左から、柳沢早紀、大平ゆり、上野名保子、 佐澤芽里、窪田まみ、高山愛
国土交通省は、全国の「道の駅」を観光振興や地域振興を学ぶ学生の課外活動や就労体験(インターンシップ)の場として活用することを進めており、2015年3月、立教大学観光学部と全国「道の駅」連絡会は基本協定を締結しました。こうした取り組みの一環として、東ゼミ(指導教員:東 徹教授)の学生のうち私たち有志6名は、埼玉県吉見町の「道の駅 いちごの里よしみ」(以下「よしみ」)での「連携企画型」実習に参加し、地域資源調査、独自商品の提案を通して、「道の駅」の可能性を探り、新たな魅力の創出につながる企画立案をしてきました。
私たちはまず、第1回の構想発表に向けて、利用者が求めていること、さらにその中で実現できることなどを見極めるために、「よしみ」の利用状況や利用者の年齢層、交通アクセスなどを調査していきました。その結果、地元で収穫された野菜や果物を販売していたり、敷地内の遊具で地域の子どもたちが遊んでいたりしていたことから、「地元住民から愛される道の駅」とコンセプトを定め、「よしみ」が地元の中心地となるようなイベントを企画・提案することとしました。
私たちはまず、第1回の構想発表に向けて、利用者が求めていること、さらにその中で実現できることなどを見極めるために、「よしみ」の利用状況や利用者の年齢層、交通アクセスなどを調査していきました。その結果、地元で収穫された野菜や果物を販売していたり、敷地内の遊具で地域の子どもたちが遊んでいたりしていたことから、「地元住民から愛される道の駅」とコンセプトを定め、「よしみ」が地元の中心地となるようなイベントを企画・提案することとしました。
2015年5月7日 国土交通省太田昭宏大臣 (当時)を表敬訪問し、プロジェクトスタート に向けて決意表明
そして、2人ずつ3組に分かれ、①「よしみ」のハード面における改善点 ②地域の特産品であるイチゴの新たな活用法 ③「よしみ」でのイベントの開催 のテーマを定め、それぞれが基礎となる案を練っていきました。私は③のイベント企画に携わり、「お弁当レシピコンテスト」を提案しました。これは、吉見町在住の方々に地元産の食材を使ったお弁当を作ってもらい、それを審査してグランプリ受賞者のお弁当を商品化するというものです。地元食材に親しみや愛着を持ち、食材を楽しんでもらいたいとの思いから企画に至りました。また、住民のアイデアが具現化される場を提供することで、地域づくりの担い手であることを実感していただくという狙いもあります。このレシピコンテストは、2016年の開催を目指して準備を進めています。同時に、「吉見歳(祭・菜・彩)時記カレンダー」を、地域の方々の意見を取り入れながら、今年度中の完成に向けて制作しています。これらとは別に、町のB級グルメである「油みそ」を活用したメニューを提案し、その中のひとつ「油みそ焼うどん」は地元うどん店のメニューとして置いていただくことができました。
商品化した「油みそ焼うどん」を手に
今回のプロジェクトはゼミの時間外で動いていたため大変でしたが、地域の方々に喜んでいただきたい、何かひとつでもいいから最後までやり切ろう、という気持ちでメンバー同士で鼓舞しあいながら進めていきました。行政や団体の方などとの何度にもわたる話し合いや地元の皆さんの協力によって、私たちのアイデアが実現したことにとても満足しています。次年度は現2年次生のサポートとして、プロジェクトに関わっていきたいと考えています。
全国にある「道の駅」はその地域の魅力やそれを伝えようとする人たちの努力が詰まっている場所でもあります。旅行やドライブ中の休憩場所としてはもちろん、地域の情報収集、人々との交流の場として、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
全国にある「道の駅」はその地域の魅力やそれを伝えようとする人たちの努力が詰まっている場所でもあります。旅行やドライブ中の休憩場所としてはもちろん、地域の情報収集、人々との交流の場として、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
※本記事は季刊「立教」236号 (2016年3月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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