公開講演会「Antecedent-pronoun dependency completion in online sentence comprehension(文理解プロセスにおける代名詞先行詞特定)」

INFORMATION

  • 2014年7月12日(土)13:00~15:00
  • 池袋キャンパス 14号館2階 D201教室

アイトラッキング、EEG(脳波測定)などの機材を用い、言語理解が脳の中でどのようになされているかを研究する心理・大脳・認知言語学の方法論、実験方法を紹介するとともに、人称代名詞がどの名詞を指しているかの認知処理にスポットをあて、研究成果を紹介する。ドイツ語の人称代名詞は英語のそれとは異なり、テキストの中でトピックになっている名詞を指すと理解される傾向にある。しかしそうでない場合は、テキストを読む中で指示対象の修正がなされることとなり、目の動きもテキストを遡り、EEGでも特定の時間に脳の特定の部位で特有の反応が観察される。言語認知上、問題のない人称代名詞使用と問題のある、誤解されやすい人称代名詞使用の区別が脳科学的に根拠のあるものであることが検証される。※使用言語:英語(通訳なし)

ドイツ・ポツダム大学言語学科心理・脳・認知言語学教授
シュラヴァン・ヴァシシュト=Shravan Vasishth 氏

1986年ジャワハルラル・ネール大学日本語学科入学。1990~1992文部省国費留学生として大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)留学。1997年まで大阪滞在。1997年オハイオ州立大学言語学科入学。2002年同大学PhD取得(言語学)。2002~2004年ザールブリュッケン大学助手、2004年~2008年ポツダム大学助教授。2008年から現職。

詳細情報

名称

公開講演会「Antecedent-pronoun dependency completion in online sentence comprehension(文理解プロセスにおける代名詞先行詞特定)」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

文学部文学科ドイツ文学専修

お問い合わせ

学部事務1課 

TEL:03-3985-4069

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