公開講演会「製品開発・宣伝広告の最前線:「オノマトペ」から定量化する質感と感性」
INFORMATION
見たり、触れたりするものから感じたことを表す際に用いられる、「ふわふわ」「さらさら」などの「オノマトペ」は、製品の特徴を直感的に伝えるものである。よって、製品開発・宣伝広告において、オノマトペは顧客の要望を把握したり、顧客に働きかけたりするための重要な情報を伝達する媒体となる。
本講演では、オノマトペが喚起するイメージを利用して開発し、実際に企業で活用されているいくつかの工学的技術を紹介する。同時に、このことを通じて、認知言語学の基礎研究や認知科学の実験手法をどのように応用することができるか、その可能性について幅広く検討する。
講師
電気通信大学大学院情報理工学研究科総合情報学専攻准教授
坂本 真樹 氏
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。東京大学助手、電気通信大学電気通信学部情報通信工学科講師を経て、2004年4月同学部人間コミュニケーション学科助教授、2007年4月同学科准教授、2011年4月より現職。専門は認知科学、認知言語学、感性工学。認知言語学の理論的枠組みで、言語知識の相互作用(比喩)、五感の相互作用(共感覚)の分析を行うとともに、その知見を工学的に応用した研究を手がけている。
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