国際シンポジウム“Beyond China Threat Theory:Perception toward the Rise of China in Different Geopolitical/Socio-psychological Settings”※要事前申込
INFORMATION
中国の台頭は、過去10年以上にわたり研究者の熱い議論の対象であった。「中国脅威論」「中国崩壊論」はさまざまな地域・文脈・視角から議論されてきたが、そういった議論はしばしば観察者と被観察者の関係によって構築されてきた。中国の台頭に対する見方は、国と地域によって異なるとしばしば指摘されるが、そのような差が生まれる原因は何なのだろうか。本シンポジウムでは、中国の台頭に関する議論と、自国民の中国に対する見方を専門的な視角から鳥瞰できるオーストラリア・マレーシア・米国・フィリピン・台湾・日本の中国専門家が、それぞれの角度から中国の台頭についての議論が各国でどのように語られているのかを議論する。使用言語:英語(同時通訳あり)
《報告者》Speakers
東京大学教授
園田 茂人 氏
専門は社会学・中国社会研究。中央大学・早稲田大学教授を経て現在に至る。グローバリゼーションのインパクトを受けながら、中国圏の社会がどのように変化していくかについて、中国に進出した外資系企業や、中国における階層構造を対象に、一次データをもとに調査研究を行ってきた。
オーストラリア・シドニー大学教授
David S. S. Goodman 氏
専門は中国政治研究。マンチェスター大で政治学・現代史、北京大学で経済学、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院で中国語・中国政治を学ぶ。中国の地方政治を専門に研究。
マレーシア・マラヤ大学准教授
Kok Kheng Yeoh 氏
専門は国家・民族と経済発展の関係、現代中国の政治経済学。マラヤ大学卒・修士了、イギリス・ブラッドフォード大学で博士号取得。国際誌Contemporary Chinese Political Economy and Strategic Relationsの編集長などを歴任。
アメリカ・オクラホマ大学教授
Peter Hayes Gries 氏
専門は中国研究。アメリカ・ミシガン大学で中国研究の修士・博士号取得。専門誌Chinese Politicsの編集委員、著書にThe Politics of American Foreign Policy: How Ideology Divides Liberals and Conservatives over Foreign Affairs (Stanford, 2014) 、China's New Nationalism: Pride, Politics, and Diplomacy (California, 2004)など。
フィリピン大学教授
Aileen SP. Baviera 氏
専門はさまざまな方法論からの現代中国研究。フィリピン大学でアジア研究修士、政治学博士。中国と東南アジアの関係や領土問題について研究。著書に2008. Regional Security in East Asia: Challenges to Cooperation and Community Building, edited by Aileen SP. Baviera. Quezon City: UP Asian Center.など。
台湾・国立政治大学教授、副学長
Jenn hwan Wang(王振寰) 氏
専門は中国の環境政治、中台関係など。アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校で社会学博士。著書に『追趕的極限:台灣的經濟轉型與創新』(巨流図書、2010)など。
詳細情報
名称
対象者
※入場無料
申し込み
※事前のお申し込みが必要です。
2015年6月5日(金)までに[email protected]
宛てにお申し込みください。