公開講演会「メルヴィルの詩学——『白鯨』におけるサウンドスケープ」・「イギリスの伝記文学について——事実と虚構のあいだ」
INFORMATION
まず、新進気鋭のアメリカ文学者、関根全宏氏が、19世紀アメリカにおける観念論をめぐり、メルヴィルがいかに独自の思想を反ロマン主義的な詩学を通して形成したのかを、代表作『白鯨』に即して議論する。続いて、独文学者にして江戸漢詩文学の研究者である父の評伝により、第66回読売文学賞を受賞した富士川義之氏が、ペイター、ストレイチー、ウルフなど本来の研究領域であるイギリス文学の19世紀末から20世紀モダニズム期の作家たちに焦点を合わせ、事実と虚構のあいだを微妙に揺れ動く伝記文学の魅力について考察する。
講師
英文学者、文芸評論家
富士川 義之 氏
1970年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学後、國學院大學講師、東京都立大学助教授を経て、1990年から東京大学文学部英文科教授、人文社会系研究科教授を務め、1999年に退官。同年より駒澤大学教授に就任、2009年退職。この間、1996年から1998年まで日本英文学会会長の要職にあった。
戸板女子短期大学専任講師
関根 全宏 氏
2015年立教大学大学院博士後期課程修了(博士号取得、アメリカ文学専攻)。2014年より戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科専任講師。
詳細情報
名称
公開講演会「メルヴィルの詩学——『白鯨』におけるサウンドスケープ」・「イギリスの伝記文学について——事実と虚構のあいだ」
対象者
本学学生、大学院生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
※申込不要、入場無料
主催
文学部文学科英米文学専修
お問い合わせ
学部事務1課 英米文学専修担当
TEL:03-3985-2517