公開講演会「美術館、あるいは儀礼と権力の空間」※使用言語:英語(通訳あり)
INFORMATION
学芸員課程では、アメリカでのミュージアム・スタディーズ研究の第一人者として世界的に知られるキャロル・ダンカン氏を招いて、美術館に関して標記の公開講演会を行う。ダンカン氏は、1980 年代以後の、美術史を権力関係において捉えなおそうとする、いわゆるニュー・アート・ヒストリーの流れを受けて、アートと美術館を、儀礼概念を媒介に独自の社会的、政治的な視点から考察してきた。その成果は、今日とくに英語圏ではミュージアム・スタディーズを学ぶものには必読の書となっている。今回は、ダンカン氏の研究の一端を専門家のみならず、広く一般の人々にも共有してもらうことにより、日本における美術館のあり方を考えなおす契機とする。
講師
Dr. Carol Duncan
キャロル・ダンカン博士
Ramapo College 名誉教授、Ph.D. (Columbia Univ.) The Aesthetics of Power: Essays in the Critical History of Art, Cambridge University Press, 1993, Civilizing Rituals: Inside Public Art Museums, Routledge, 1995(川口幸也訳『美術館という幻想-儀礼と権力』、 水声社、2011 年)、A Matter of Class:John Cotton Dana, Progressive Reform, The Newark Museum, Periscope, 2010, ほか多数。
詳細情報
名称
内容
対象者
※申込不要、入場無料