公開講演会「美術館、あるいは儀礼と権力の空間」※使用言語:英語(通訳あり)

INFORMATION

  • 2016年5月21日(土)14:00~16:00
  • 池袋キャンパス 11号館 2F A203教室

学芸員課程では、アメリカでのミュージアム・スタディーズ研究の第一人者として世界的に知られるキャロル・ダンカン氏を招いて、美術館に関して標記の公開講演会を行う。ダンカン氏は、1980 年代以後の、美術史を権力関係において捉えなおそうとする、いわゆるニュー・アート・ヒストリーの流れを受けて、アートと美術館を、儀礼概念を媒介に独自の社会的、政治的な視点から考察してきた。その成果は、今日とくに英語圏ではミュージアム・スタディーズを学ぶものには必読の書となっている。今回は、ダンカン氏の研究の一端を専門家のみならず、広く一般の人々にも共有してもらうことにより、日本における美術館のあり方を考えなおす契機とする。

講師

Dr. Carol Duncan
キャロル・ダンカン博士

Ramapo College 名誉教授、Ph.D. (Columbia Univ.) The Aesthetics of Power: Essays in the Critical History of Art, Cambridge University Press, 1993, Civilizing Rituals: Inside Public Art Museums, Routledge, 1995(川口幸也訳『美術館という幻想-儀礼と権力』、 水声社、2011 年)、A Matter of Class:John Cotton Dana, Progressive Reform, The Newark Museum, Periscope, 2010, ほか多数。

詳細情報

名称

公開講演会「美術館、あるいは儀礼と権力の空間」※使用言語:英語(通訳あり)

内容

ダンカン氏によれば、美術館とは、文明社会におけるさまざまな儀礼が行われる場である。本講演では、草創期のルーヴル美術館に光を当て、それが、共和制フランスにふさわしい市民を生み出すための儀礼の場であり、その儀礼を通してフランスという国家が視覚化されていく過程を具体的にたどる

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

学校・社会教育講座 学芸員課程

後援

美術史学会、文化資源学会

お問い合わせ

佐藤 真実子(学校・社会教育講座教育研究コーディネーター) 

TEL:03-3985-2575

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