公開講演会「Looking at Lincoln(リンカーンに注目する)」
INFORMATION
南北戦争を経た暗殺後150 余年にわたり、アメリカ合衆国の文化的・政治的イマジネーションの源泉であり続けている第16 代アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンの特異性と象徴性を考察する。いまなお衰えぬリンカーンへの大衆的関心からアメリカの政治文化の射程を俯瞰するとともに、その政治思想やレトリックが、セクシュアリティ等、よりプライヴェートな領域の想像力を動員する現象などについて議論する。使用言語:英語(通訳なし)
講師
米国コーネル大学教授
Shirley Samuels(シャーリー・サミュエルズ)
米国カリフォルニア大学バークレー校(B.A., M.A., Ph.D.)に学び、プリンストン大学講師、コーネル大学准教授を経て現職。コーネル大学では、英文学部のほか、アメリカン・スタディーズ、美術史・視覚芸術史、ジェンダー・セクシュアリティ研究専攻課程の教授を兼務している。専門の初期アメリカ・近代アメリカ文学分野においては、女性学やジェンダー・セクシュアリティ研究の知見を駆使した「感傷性」の緻密な考証で定評を得るとともに、視覚文化に対する浩瀚な専門知識に基づく研究成果をもって、90 年代中盤より第一線の研究を主導してきた。主著に、The Culture of Sentiment: Race, Gender, and Sentimentality in Nineteenth-Century America (Oxford UP, 1992), Romances of the Republic: Women, the Family, and Violence in the Literature of the Early American Nation (Oxford UP, 1996), Facing America:Iconography and the Civil War (Oxford UP, 2004), Reading the American Novel 1780-1865(Wiley-Blackwell 2012), The Cambridge Companion to Abraham Lincoln (Cambridge UP, 2012)、ほか著書論文多数。
詳細情報
名称
対象者
※申込不要、入場無料