公開ワークショップ“Indigenous Christian journals from Africa and Asia around 1900: a transregional public sphere”「1900年前後のアジア・アフリカにおけるキリスト教新聞・雑誌に見られる現地キリスト教徒のエリートたち」※要事前申込

INFORMATION

  • 2016年10月21日(金)15:00~18:30
  • 池袋キャンパス 12号館地下1階 第3・4会議室

クラウス・コショルケ名誉教授が創始し、また牽引している「世界キリスト教ミュンヘン学派」による研究の成果、特にジャーナリズムを通して維持された東アジア地域の土着のキリスト者ネットワークの研究に焦点を当てて議論します。インド、台湾、韓国、そして中国のキリスト教雑誌に関する発表が4名の研究者からあり、その後、全体での議論を通してそれらの研究を比較し、深める予定です。
※使用言語:英語(来場者には発表レジュメの日本語版を配布、質疑応答時は通訳あり)

講師

ミュンヘン大学福音主義神学部教会史講座名誉教授
Klaus Koschorke 氏

「世界キリスト教ミュンヘン学派」(Munich School of World Christianity)の創始者および第一責任者であり、2012年から2015年にかけて「1900年前後のアジア・アフリカにおける新聞・雑誌に見られる現地キリスト教徒のエリートたち」と題するプロジェクトにおいて、アフリカとアジアを繋ぐ、地域を超えたネットワークの初期形態を分析し、それらのネットワークにおける認知的相互作用のパターンを明らかにしてきた。1993年から2013年までミュンヘン大学福音主義神学部教会史講座の教授を経て、現在はミュンヘン大学名誉教授、リバプール・ホープ大学客員教授、バーゼル大学客員教授。

明治学院大学大学非常勤講師、明治学院大学キリスト教研究所協力研究員
高井ヘラー由紀 氏

国際基督教大学比較文化研究科博士課程修了(学術博士)。ハーバード大学神学校にてポストドクトラル・フェロー。恵泉女学園大学非常勤講師、明治学院大学キリスト教研究所客員研究員、台湾中央研究院近代史研究所訪問研究員、筑波大学非常勤講師、立教大学兼任講師などを経て、現在は明治学院大学大学非常勤講師および明治学院大学キリスト教研究所協力研究員。

同志社大学特別研究員
Michael I.Shapiro 氏

カリフォルニア大学バークレー校にて歴史学の博士号を取得。専門は近代日本史と植民地政策学。現在、1910年代に日本と韓国の植民支配関係においてYMCA が果たした仲介的役割についての本を執筆中。これまでにアメリカのいくつかの大学で教鞭をとっており、現在は同志社大学の外国人特別研究員。

東京外国語大学総合国際学研究院講師
倉田 明子 氏

1999年に東京大学教養学部を卒業後、2001年に東京大学で修士(学術)、2010年に博士(学術)を取得し、2013年から2015年まで立教大学全学カリキュラムでの非常勤講師を経て、2015年から東京外国語大学総合国際学研究院講師。業績には『中国近代開港場とキリスト教──洪仁玕がみた「洋」社会』(東京大学出版会、2014年)などがある。

詳細情報

名称

公開ワークショップ“Indigenous Christian journals from Africa and Asia around 1900: a transregional public sphere”「1900年前後のアジア・アフリカにおけるキリスト教新聞・雑誌に見られる現地キリスト教徒のエリートたち」※要事前申込

内容

【発表①】 Klaus Koschorke 氏
“What can India learn from Japan? An introduction into the Munich journal research project”
「インドは日本から何を学ぶことができるか:ミュンヘン大学のキリスト教雑誌研究プロジェクトの紹介」

【発表②】 高井ヘラー由紀 氏
“Establishing a non-elitist writing culture: Pe-oh-ji (POJ) and Church News in Taiwan during the late Q’ing and early Japanese colonial periods”
「清朝末期から日本統治初期台湾における教会白話ローマ字(POJ)と『教会公報』:非エリート層による文字文化の確立を中心に」

【発表③】 Michael I.Shapiro 氏
“Of Missionaries and Students: Korean Protestantism between the Imperial Japanese and Evangelical Protestant Publics, 1910-1919”
「宣教師の役割と学生の役割──大日本帝国と福音派プロテスタント層の間での韓国プロテスタンティズム(1910-1919)──」

【発表④】 倉田 明子 氏
“Concepts of Christianity in Wan-guo Gong-bao (The Chinese Globe Magazine): Conflict and Accord with Confucian Values”
「『万国公報』における中国人知識人のキリスト教観──儒学的価値観との対立と調和」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※要事前申込、入場無料

申し込み

開催日の3日前までにEメール([email protected] 宛)でお申し込みください。

主催

文学部キリスト教学科

共催

キリスト教学研究科、立教大学キリスト教学会

お問い合わせ

学部事務1課 TEL:03-3985-2521
キリスト教学研究科教育研究コーディネーター 有住 TEL:03-3985-4779

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