公開講演会「Embodied Vision in Henry James’s The Turn of the Screw(ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』における具体化されたヴィジョン)」

INFORMATION

  • 2017年10月20日(金)18:30~20:30
  • 池袋キャンパス 12号館地下1階 第1・2会議室

米国の文豪ヘンリー・ジェイムズによる名高い小説『ねじの回転』を、視覚を伴う認知論上の実験として解釈する。複数回にわたって映像化されている本作の構造が、観者/読者の心と身体をも動員すべく創作されているという仮説を立て、それを認知科学と映画理論を援用しつつ、明らかにする。

詳細情報

名称

公開講演会「Embodied Vision in Henry James’s The Turn of the Screw(ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』における具体化されたヴィジョン)」

内容

《講師》
Jane F. Thrailkill 氏(米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校准教授)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

文学部文学科英米文学専修

備考

Jane F. Thrailkill 氏
【講師略歴】
米国アマースト大学(B.A.)、ジョンズホプキンス大学(M.A., Ph.D.)に学び、2000年よりノースカロライナ大学チャペルヒル校英文学部・比較文学部で教鞭をとる。2012年よりボウマン=ゴードン・グレイ特別栄誉准教授。19世紀アメリカ文学を哲学および科学思想との関連から解明する仕事で国際的な定評を得、特にプラグマティズムの研究成果をもって、現在米国学術界で注目を集める分野「医療人文学 medical humanities」を牽引する第一人者と目されている。主著に、Affecting Fictions: Mind, Body, and Emotion in American Literary Realism (Harvard UP, 2007); “Pragmatism and the Evolutionary Child,” American Literary History 24.2 (summer 2012): 265-280; “Ian McEwan’s Neurological Novel,” Poetics Today (special issue: “Narrative and the Emotions”), 32.1 (2011): 171-201; “Emotive Realism,” Journal of Narrative Theory (special issue: “Realism in Retrospect”), 36.3 (fall 2007): 369-392; “The Scarlet Letter’s Romantic Medicine,” Studies in American Fiction 34.1 (2006): 1-31: “Doctoring ‘The Yellow Wallpaper’,” ELH 69.2 (summer 2002): 525-566 ほか多数。講演では、他に先駆けて、オックスフォード大学出版局刊の近著 Arts of Mind: Jokes, Games, and Philosophical Toys in the Writings of Alice, William, and Henry James に所収された成果についてお話しいただく。

お問い合わせ

学部事務1課(英米文学専修担当)

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。