第73回ジェンダーセッション「性風俗で働く人々と“女性自立支援”」
INFORMATION
講師の要友紀子さんは、「セックスワーカー」の安全と健康のために活動するグループ・SWASH(Sex Work And Sexual Health)メンバーとして、これまで、風俗嬢意識調査や、「セックスワーカー」向けにHIV/STD予防のための講習会やパンフレットの配布などを行なってきました。近年では、日本で働く外国人「セックスワーカー」の調査とアウトリーチを行ない、移住労働の「セックスワーカー」の抱える問題にも取り組んできました。
風俗産業の是非や売春を巡って、フェミニズムやジェンダー研究の間にはさまざまな意見があり、研究者や運動家の間にも、広く国際社会にも、「合法化」「犯罪化」「非犯罪化」というように、性風俗産業をとらえる立場は複数あります。性や性産業の問題は、当該の経済や社会の在り方、私たちの人権や生存に深く関わっています。それだけに、さまざまな文脈で議論がなされ、多様な課題を喚起するテーマとなっています。
今回のジェンダーセッションでは、女性とマイノリティに対する差別と暴力の問題を要さんとともに支援の現場から考えます。
講師
SWASH代表
要 友紀子 氏
SWASHメンバーとして、1999年から活動。主な著作は、『風俗嬢意識調査~126人の職業意識~』(水島希との共著・ポット出版、2005年)、『売る売らないはワタシが決める』(共著・ポット出版、2000年)、「性を再考する」(共著・青弓社、2003年)、「『オネェ』がメディアにモテる理由」(藤井誠二編・春秋社、2013年)など。
詳細情報
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対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料