ジェンダーフォーラム20周年記念公開講演会「ジェンダー視点で福祉社会を拓く−私にとってのジェンダー研究/私にとってのジェンダーフォーラム」
INFORMATION
1998年4月に立教大学ジェンダーフォーラムは設立されました。今年度で20周年を迎えます。
「フォーラム」という名づけには「運動体のニュアンス」が込められており、ジェンダー平等の社会を実現するための活動拠点としての役割が発足時に強く期待されていました。また、教職員がともに「フォーラム」立ち上げに関わったところに組織としての大きな特徴があり、ジェンダー問題に気づき、対処する力を持った学生を育てることも大きな課題となっていました。
あらためて人間らしく生きることのできる社会を切り拓くジェンダー視点とその実践とは何か。これからの20年、どういう活動拠点として立教大学ジェンダーフォーラムを社会に開いていくのか。ジェンダーフォーラムの初心を明らかにしながら、こうした問いに応えようという公開講演会です。
ゲストスピーカーには、ジェンダーフォーラム初代所長で庄司洋子先生、庄司先生とともにジェンダーフォーラムの立ち上げに関わり、現在は児童養護施設等を巣立ち、進学した学生たちを支援するシェアハウスにも携わる元職員の松井明子さん、ジェンダーの視点で同時代の保育問題に斬り込んでいるジャーナリストの猪熊弘子さんの3人をお迎えします。
講師
本学名誉教授
庄司 洋子
東京大学文学部社会学科卒業後、東京都民生局(現・福祉保健局)に勤務。立教大学社会学部教授、同大ジェンダーフォーラム所長などを歴任。現在は名誉教授(福祉社会学・家族社会学)。NPO法人「学生支援ハウスようこそ」理事長。編著『親密性の福祉社会学:ケアが織りなす関係』(東京大学出版会、2013年)ほか多数。
本学元職員
松井 明子 氏
元、立教大学職員。立教大学文学部卒業後、立教大学に入職し、就職部、図書館を経て学生部に配属。2006年より7年間、新座キャンパス事務部長を務めた。キャリアセンターを経て、2017年3月定年退職。
ジャーナリスト・一般社団法人子ども安全計画研究所代表理事
猪熊 弘子 氏
日本の保育制度、待機児童問題、保育事故などについて20年以上にわたり取材・執筆・翻訳。現在はイギリスなど海外の保育・教育制度、保育の質、評価について研究。双子を含む4人子の母。
『死を招いた保育』(ひとなる書房)で第49回日本保育学会「日私幼賞・保育学文献賞」受賞。一般社団法人子ども安全計画研究所代表理事、名寄市立大学特命教授。
詳細情報
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対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料