講座開講記念特別講演会 大和ハウス工業株式会社寄附講座
「文化の居場所を考える 21世紀の文化の容れ物-変容するビルディングタイプ」
INFORMATION
社会デザイン研究所ならびに21世紀社会デザイン研究科と大和ハウス工業は、これまでも大学と自治体と企業が一緒になって社会包摂的まちづくりに取り組む「インクルーシブキャンパスタウン研究会」や海外の大学構内のアクティブシニアリビングの研究などを通じて、社会デザイン的アプローチによる社会課題の調査研究そして解決策構築についての協働の有効性を共有するとともに、研究科修了生が同社CSR室に勤務したり、同社社員を院生に迎えたりするなど、様々な形で交流を深めてきた。それらを通じて、社会デザインの実践としての成果がより一層期待できる協働の取り組みとして寄付講座の設置を図ることとした。
具体的には、現代社会の課題が象徴的に浮き彫りになってきているオフィスや公園/広場などいわゆる「ビルディングタイプ」に焦点を当て、それに空間デザインと社会デザインの両面から取り組むという、まさに文理融合型のテーマであるとともに、リベラルアーツに強い立教大学と日本有数の空間づくりの実績を持つ大和ハウス工業とが取り組むことで、次のビルディングタイプの可能性を広く社会に提起していける講座の実現を目指している。
講師
建築家・日本建築学会会長・早稲田大学教授
古谷 誠章 氏
建築家・早稲田大学教授、日本建築学会会長。1955年東京都生まれ。78年早稲田大学理工学部建築学科卒業。
80年同大学院博士前期課程修了後穂積研究室助手。86年近畿大学工学部講師。
86~87年文化庁芸術家在外研修員としてマリオ・ボッタ事務所在籍。
90年近畿大学工学部助教授。94年早稲田大学理工学部助教授。
八木佐干子と共同してNASCA設立。97年早稲田大学理工学部教授。
2017年日本建築学会会長(第55代)。
受賞歴として、1991年第8回吉岡賞(現在は新建築賞) 「狐ヶ城の家」
1999年日本建築家協会JIA新人賞 「詩とメルヘン絵本館」
2007年日本建築学会賞作品賞「茅野市民館」
2011年日本芸術院賞「 茅野市民館 」
2014年日本建築大賞「実践学園 自由学習館」 等
主な著書に、『Shuffled--古谷誠章の建築ノート』(TOTO出版)、『がらんどう』(王国社)、『建築家っておもしろい』(文屋)などがある。
本学大学院社会デザイン研究所所長、21世紀社会デザイン研究科教授、法学部教授
中村 陽一
詳細情報
名称
「文化の居場所を考える 21世紀の文化の容れ物-変容するビルディングタイプ」
内容
特別講義:社会デザインと文化の居場所(中村 陽一)
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料