公開シンポジウム「施設養護か里親制度かの対立軸を超えるために」

INFORMATION

  • 2018年7月12日(木)18:10~21:10
  • 池袋キャンパス 8号館3階 8303教室

わが国における社会的養護システムのあり方について、歴史、現状と課題、国際的動向などを踏まえて、施設養護か里親制度かの対立軸による検討ではなく、相互発展的な論議を通して、日本型社会的養護システムを展望する。

講師

愛恵会乳児院院長
黒田 邦夫 氏

児童養護施設での経験と研究から、わが国の社会的養護体制の問題点を報告する。児童養護施設で27年間、児童指導員として勤務。不適切な用語や運営で混乱した施設、経営問題などにより大量退職が続いていた施設、都立施設から民間委譲され職員が総入れ替えになった施設と3つの児童養護施設の施設長職を担ってきた。2018年4月から愛恵会乳児院施設長。児童虐待防止全国ネットワーク理事。

児童養護施設・調布学園、本学コミュニティ福祉学部卒業生
黒川 真咲 氏

国際的な里親の実際状況を報告することを依頼している。コミュニティ福祉学部卒業。児童養護施設・調布学園で児童指導員として勤務し、第二調布学園の家庭支援専門相談員、現在は調布学園の自立支援コーディネーターとして勤務。

児童養護施設・子供の家施設長、本学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程満期退学
早川 悟司 氏

施設と家庭との関係をどのように捉えていくのかを中心に報告をする。日本福祉大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。本学コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程満期退学。東京都の自立支援コーディネーターの創設に尽力をする。現在、児童養護施設・子供の家施設長。

本学名誉教授
浅井 春夫

この間の社会的養護の動向をどのように評価し、展望をしていくのかを中心に報告をする。本学コミュニティ福祉学部で19年勤務。現在、全国保育団体連絡会副会長、“人間と性“教育研究協議会代表幹事、戦争孤児たちの戦後史研究会代表運営委員、NPO法人学生支援ハウスようこそ理事、日本思春期学会理事など。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「施設養護か里親制度かの対立軸を超えるために」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般(乳児院・児童養護施設職員、行政職員、里親など)

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 有料

資料代:500円

主催

日本型社会的養護システム研究実行委員会

共催

児童養護問題研究会東京支部

後援

コミュニティ福祉学部

備考

日本型社会的養護システム研究実行委員会:
浅井・黒田共編で『〈施設養護か里親制度か〉の対立軸を超えてー「新しい社会的養育ビジョン」これからの社会的養護を展望する—』を5月に出版した執筆者・編者が今後の日本の社会的養護のあり方を集団的に検討する実行委員会である。

お問い合わせ

コミュニティ福祉学部事務室

TEL:048-471-6770

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