公開講演会「日本中世の「地下」社会—薗部寿樹の文書論と春田直紀の生業論から考える—」

INFORMATION

  • 2019年6月16日(日)10:00~16:30
  • 池袋キャンパス 14号館3階 D301教室

本シンポジウムは、日本中世の地域社会における生業とリテラシーについて、昨年刊行され、学界で話題となっている二冊の論文集の合評会である。すなわち薗部寿樹著『日本中世村落文書の研究:村落定書と署判』(小さ子社)と春田直紀著『日本中世生業史論』(岩波書店)について、中世前期・中世後期それぞれの視点から論評するとともに、近世史・中国法制史の専門家を招いて、中近世移行期および日中比較史への展望を示す。

講師

慶応義塾普通部教諭
高橋 傑(たかはし すぐる) 氏

博士(文学)(早稲田大学)。日本中世史、特に荘園現地の経営実態。

中央大学文学部教授
坂田 聡(さかた さとし) 氏

博士(史学)(中央大学)。日本中世史、特に中世後期の村落、百姓の家など。

東京大学経済学部特任専門職員
冨善 一敏(とみぜん かずとし) 氏

博士(文学)(東京大学)。日本近世史、特に地方文書・管理。

立川市史編さん担当、本学文学部兼任講師
朝比奈 新(あさひな あらた) 氏

博士(文学)(本学)。日本中世史、特に荘園制と村落の関係を研究テーマとする。

中央大学文学部リサーチアシスタント
熱田 順(あつた じゅん) 氏

博士(文学)(中央大学)。日本中世史、特に中世後期の村落と荘園制を研究テーマとする。

別府大学文学部嘱託教授
田村 憲美(たむら のりよし) 氏

博士(文学)(早稲田大学)。日本中世史、特に中世村落史・民衆生活史。

京都大学法学部名誉教授
寺田 浩明(てらだ ひろあき) 氏

清代を中心とした中国法制史。

詳細情報

名称

公開講演会「日本中世の「地下」社会—薗部寿樹の文書論と春田直紀の生業論から考える—」

内容

《プログラム》
10:00 趣旨説明(+午前の部司会:佐藤 雄基(本学文学部))
10:05~10:50 薗部著①内容紹介+中世前期・荘園研究からみて:高橋 傑
10:50~11:10 薗部著②中世後期村落論からみて:坂田 聡
11:10~11:30 薗部著③近世文書管理史の側からみて:冨善 一敏
11:30~12:30 質疑応答
14:00 午前のまとめと午後の趣旨説明(+午後の部司会:高橋 一樹(武蔵大学人文学部))
14:05~14:50 春田著①内容紹介+地下文書論からみて:朝比奈 新(立川市)・熱田 順
14:50~15:10 春田著②中世前期「在地」論からみて:田村 憲美
15:10~15:30 春田著③伝統中国生業論からみて:寺田 浩明
15:30~16:30 質疑応答

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要

主催

中世地下文書研究会

共催

文学部史学科

備考

お問い合わせ

文学部史学科日本史学専修准教授
佐藤 雄基

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