ジェームズ・L・ロバート裁判官、ピーター・L・ストラウス教授 講演会「トランプ対ハワイ判決を考える」
INFORMATION
2017年1月、トランプ大統領は就任7日後に、イスラム系7か国の国民のアメリカ入国を禁ずる大統領令を発しました。直ちに憲法訴訟が提起され、複数の連邦地裁が大統領令を違憲とし、その執行を全米で差止める命令を下しましたが、連邦最高裁は2018年6月、入国禁止を合憲とし、差止命令を無効とする判決を下しました。講演会では、法の適正手続や信仰の自由の保障、執行府と司法府との関係など、一連の推移が提起した憲法上の重要問題について、連邦地裁裁判官として大統領令を違憲とする判決を下したロバート氏と、アメリカを代表する行政法研究者のストラウス教授に、実務と理論の両面からお話をいただき、参加した学生や一般の方々との討論を行っていただきます。
講師
ワシントン州西部地区連邦地裁裁判官
ジェームズ・L・ロバート 氏
ホィットマン・カレッジとジョージタウン大学で学び、法律事務所勤務を経て、2003年からシアトルにあるワシントン州西部地区連邦地裁に着任。2016年に現役を引退した後も裁判官として執務を続け、2017年1月のトランプ大統領令の合憲性を争う訴訟で、最初の違憲判断を下し、大統領令の執行の差止めを命じた。
コロンビア大学ロースクール名誉教授
ピーター・L・ストラウス 氏
ハーバード大学とイェール大学ロースクールで学び、連邦高等裁判所と連邦最高裁の調査官、司法省訟務長官室法務官を経て1971年からコロンビア大学で教鞭をとる。専門は行政法、大統領執行権に関する研究で知られる。
詳細情報
名称
ジェームズ・L・ロバート裁判官、ピーター・L・ストラウス教授 講演会「トランプ対ハワイ判決を考える」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料
主催
法学部