公開シンポジウム「ミレニアル世代をめぐる想像力」

INFORMATION

  • 2020年1月26日(日)13:30~17:00
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

本シンポジウムは、アメリカ合衆国社会のいまを、「ミレニアル世代」に注目して解き明かそうとするものである。2000年代に成人になったミレニアル世代の台頭は、アメリカ社会の様相を大きく変えつつある。デジタル・ネイティヴならではの情報受発信慣習をもつだけでなく、20世紀的な成長物語を相対化するミレニアルズは、右派左派の分裂がいわれる先行世代とときに競合し、ときに連携しながら存在感を高めている。ジャーナリスティックには報じられはじめるも、本格的な研究には乏しいこの新世代と彼らをめぐるアメリカ社会の状況を、気鋭の歴史学者・文学者・文化研究者を迎えて検討する。80周年を迎えるアメリカ研究所の記念シンポジウムである。

講師

フェリス女学院大学文学部教授
梅﨑 透 氏

コロンビア大学大学院歴史学研究科博士課程修了(Ph.D)。研究分野はアメリカ史・歴史学。共著に楊海英編『中国が世界を動かした「1968年」』(藤原書店、2019年)、共編著に『グローバル・ヒストリーとしての「1968年」——世界が揺れた転換点』(ミネルヴァ書房、2015年)。

早稲田大学教育学部准教授
佐久間 由梨 氏

ウィスコンシン大学マディソン校大学院博士課程修了(Ph.D)。専修大学講師、准教授を経て2019年4月より現職。主要論文に「オバマ時代のボピュラーミュージック(1)レディ・ガガの"Born This Way"とマックルモアの"Same Love"にみる性的マイノリティ表象」『人文科学年報』(専修大学人文科学研究所、2018年)、「ジャズに聴くハーレム・ルネサンス——デューク・エリントンの"Black and Tan Fantasy"(1927)」『アメリカ文学』(日本アメリカ文学会東京支部、2019年)などがある。

東京福祉大学留学生教育センター特任講師
森山 貴仁 氏

フロリダ州立大学大学院歴史学研究科博士課程修了(Ph.D)。2019年4月より現職。主要関心領域は現代米国の市民社会や社会運動における政治メディア。主要論文に“Empire of Direct Mail: Media, Fundraising, and Conservative Political Consultants.”Florida State University.(2019)、「1952年大統領選挙と政治コンサルタントの台頭」『アメリカ研究』第52号(2018年)、共訳にG・カート・ピーラー著『アメリカは戦争をこう記憶する』(松籟社2013年)がある。

コメント

本学アメリカ研究所副所長、本学文学部文学科英米文学専修教授
新田 啓子

司会

本学アメリカ研究所所長、本学文学部史学科超域文化学専修教授
松原 宏之

詳細情報

名称

公開シンポジウム「ミレニアル世代をめぐる想像力」

内容

【発表】
「なぜアメリカに社会主義がないのか/今あるのか」
梅﨑 透 氏(フェリス女学院大学文学部教授)
「"Harmony of Difference"—カマシ・ワシントンに聴くジャズの今」
佐久間 由梨 氏(早稲田大学教育学部准教授)
「政治が世代を語るとき—ニューライトからみた若者世代」
森山 貴仁 氏(東京福祉大学留学生教育センター特任講師)

【コメント】
新田啓子(本学文学部教授)

【パネルディスカッション】
梅﨑 透 氏、佐久間 由梨 氏、森山 貴仁 氏、新田 啓子、松原 宏之

対象者

研究者、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

アメリカ研究所

備考

お問い合わせ

アメリカ研究所(担当 奥村)

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