公開講演会「Syria, what happened and why it happened: Once-beautiful ancient cities that were my homeland」
INFORMATION
新型コロナウィルスによってより混乱がもたらされているシリアの現状に焦点をあて、シリア出身者の講話を通して現状への理解を深める機会としたい。かつては、内発的発展に根差して伝統と文化の多様性を享受してきたシリアにおいて、2011年を境に何が生じているのか、国際社会はどのように介入したのか、それがシリアの人々に何をもたらしているのかについてお話していただく。
なお、新型コロナウィルス拡大が懸念されていることから、講演会はZoomでの開催を予定している。また、適宜、グループディスカッションや質疑応答を行う。
講師
日本国際ボランティアセンター(Japan International Volunteer Center)
Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ) 氏
シリアのホムス出身。2009年11月、ホムスのアルバース大学化学石油工学部卒業(工学理学士)。2011年4月、新潟大学大学院自然科学研究科に留学。2014年、同大学院研究科の材料生産システム専攻にて修士号取得(英語)。循環型社会形成に必要な廃棄・再資源化を考慮した材料開発等についてより研究を深めるため、同年、同大学院博士課程に進学。
折しも、入学直後から緊張を高める祖国の現状に苦しんでいたが、日本国際ボランティアセンター職員との邂逅があり、新潟でのイラク・ワークショップと富山での講演にアラビア語の通訳として参加した。こうした背景から、自身も人道支援に関心を向けるようになる。2018年4月から、職員として日本国際ボランティアセンター、イラクプロジェクトを担当。2020年8月より同センターにてアフガニスタン事業を担当している。