公開講演会 第51回社会福祉のフロンティア
「コロナ禍における家族生活の危機—真に求められる支援は何か」
INFORMATION
地球規模で拡大した未曽有の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は、いまだ収束の兆しをみせていない。日本社会においても、現在、多くの人々が苦しんでおり、この感染症が、とりわけ生活基盤のぜい弱な家族の生活を直接に脅かし危機にさらしていることは疑いがないだろう。解雇や営業停止による収入の途絶・減収をはじめ、家計にさまざまな打撃を受けている家族が多いことが明らかになっている。加えて、さまざまなストレスによる家族関係の変容も見えにくいかたちで進行していることが想像される。そのなかで、いま求められる支援とは何なのか、それを明らかにすることは急務である。今回は、多年にわたってシングルマザーとその家族のために相談・支援活動を牽引してきた専門家を講師に迎えて、支援を必要としている家族の実情を明らかにするとともに、そこに現在、いかなる支援が届けられているか、いないか、真に必要とされる支援とは何なのか、についてともに考えたい。
講師
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長
赤石 千衣子(あかいし ちえこ) 氏
当事者としてシングルマザーと子どもたちが生き生きくらせる社会をめざして活動中。社会保障審議会児童部会ひとり親家庭の支援の在り方専門委員会参考人。社会福祉士。国家資格キャリアコンサルタント。東京都ひとり親家庭の自立支援計画策定委員。全国の講演多数。著書に『ひとり親家庭』(岩波新書)、共著に『災害支援に女性の視点を』、編著に『母子家庭にカンパイ!』(現代書館)、『シングルマザー365日サポートブック』ほかがある。
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名称
「コロナ禍における家族生活の危機—真に求められる支援は何か」