国際シンポジウム「日本と東アジアの〈異文化交流文学史〉」
INFORMATION
<異文化交流文学史>とは、今日の国際化時代に応じて関心の高い、多様な異文化との交流や交渉を通して生まれ、享受、再生された文学の総体を意味する。特に16世紀の大航海時代は、地球規模での文化交流が活発化し、アジアや日本が西洋文化と初めて接触する、近代の始発期として特筆される。<異文化交流文学史>は善隣友好に止まらず、蒙古襲来や壬辰戦争などの対外戦争や倭寇のもたらした文学も含み、歴史実体に還元されない、架空・幻想の領域をも対象とする。16世紀を中心にその前後にも視野をひろげ、日本と東アジア各地域に即した基礎的な資料学から再構築し、身体芸や図像イメージの表象なども併せてその全体像を究明することで、既存の文学史の再編をめざす。
本シンポジウムでは、1.外交使節とその文学言説・表象(燕行使・通信使等)、2.渡海、漂流、流刑をめぐる文学言説・表象、3.交易、物流をめぐる文学言説・表象、4.宗教をめぐる文学言説・表象(求法伝法・聖地巡礼等)、5.対外・侵略戦争の文学言説・表象(蒙古襲来・壬辰倭乱・琉球・蝦夷、人身売買・拉致亡命等)、6.幻想・架空の往還、文化交流の文学言説(含・異人・異域等の他者表象)の観点からこの課題に取り組む。
基調講演
基調講演、司会・提案者(シンポジウムA)、コーディネーター
本学名誉教授、中国人民大学高端外国専家
小峯 和明(こみね かずあき) 氏
日本古典文学、東アジア比較説話学。単著『遣唐使と外交神話—『吉備大臣入唐絵巻』を読む』(集英社新書、2018年)、編著『東アジアに共有される文学世界』(東アジア文化講座第3巻、文学通信、2021年)。
基調講演
ハーバード大学東アジア言語文化学部教授、同大学ライシャワー日本研究所日本宗教担当教授
阿部 龍一(あべ りゅういち) 氏
仏教思想。論文「龍女と仏陀-平家納経提婆品見返絵の解明をめざして」(小峯和明編『東アジアの仏伝文学』勉誠出版、2017年)、「日本密教の世界観」(伊藤邦武他編『世界哲学史第3巻』筑摩書房、2020年)など。
東京大学史料編纂所、大学院情報学環教授
岡 美穂子(おか みほこ) 氏
16・17世紀の世界史と日本史。Mihoko Oka (ed.). War and Trade in Maritime East Asia. Palgrave Macmillan 2022 年、The Namban Trade: Merchants and Missionaries in 16th and 17th Century Japan. Brill 2021年など。
龍谷大学教授
松居 竜五(まつい りゅうご) 氏
比較文学比較文化、南方熊楠。単著『南方熊楠 複眼の学問構想』(慶應義塾大学出版会、2016年)、松居竜五・田村義也編『南方熊楠大事典』(勉誠出版、2011年)など。
シンポジウムA「宗教」
研究発表
茨城大学人文社会科学部教授
伊藤 聡(いとう さとし) 氏
日本思想史。単著『中世天照大神信仰の研究』(法藏館、2011年)、『神道の形成と中世神話』(吉川弘文館、2016年)、『日本像の起源—つくられる〈日本的なるもの〉』(KADOKAWA、2021年)など。
一般財団法人アジア国際交流奨学財団日本語研究員
大西 和彦(おおにし かずひこ) 氏
ベトナム宗教史。単著『歴史と文化から見たベトナム人—人材育成の心構えと活用』(日本海外投資促進事業団: JETRO、2011年)、論文「ベトナムの神仏融合と道教」(吉田一彦編『神仏融合の東アジア史』名古屋大学出版会、2021年)など。
中国・清華大学人文学院外文系准教授
高 陽(こう よう) 氏
日本古典文学、日中比較文学。単著『説話の東アジア—「今昔物語集」を中心に』勉诚出版、2021年)、論文「The Idea of the Anavatapta Lake in India and Its Adoption in East Asia」、『religions』(A&HCI)11(3),134,2020年など。
評者
藤女子大学文学部教授
水口 幹記(みずぐち もとき) 氏
東アジア文化史。単著『日本古代漢籍受容の史的研究』(汲古書院、2005年)、『古代日本と中国文化 受容と選択』(塙書房、2014年)など。
韓国・崇実大学校講師
趙 恩馤(チョ・ウネ) 氏
比較説話文学。論文「浄飯王でみる仏伝文学の主題と意味—浄飯王と釈迦の父子の情を中心に—」(『仏教学報』90、仏教文化研究院、2020年)、「日本の「瘤取り爺」説話における舞と祭儀的性格—神楽とこぶ面を中心に」(『洌上古典研究』65、洌上古典研究会、2018年)など。
フランス高等研究実習院・宗教部門教授(EPHE-PSL)
Matthias Hayek(マティアス・ハイエク) 氏
知識社会学、近世文化史。論文「Les Mutations du Yin et du Yang: divination, société et représentations au Japon, du VIe au XIXe siècle」(Collège de France, Bibliothèque de l’Institut des hautes études japonaises、2021年)、「算置考—中世から近世初期までの占い師の実態を探って」(赤澤春彦他編『新・陰陽道叢書』第二巻中世、二〇二一年)など。
司会・提案者
弘前大学准教授
原 克昭(はら かつあき) 氏
日本宗教文芸思想史・神話注釈史。単著『中世日本紀論考—註釈の思想史』(法藏館、2012年)、論文「「天神七代」をめぐる言説史・再勘—神話注釈の視座から」(『東洋の思想と宗教』37、2020年)など。
シンポジウムB「対外戦争」
研究発表
中京大学教授
德竹 由明(とくたけ よしあき) 氏
日本中世文学・伝承文学。論文「対馬に於ける蒙古襲来周辺言説」(『伝承文学研究』69号、2020年8月)、「対馬豊崎郷の「文永の役」関連神社縁起説について」(『伝承文学研究』67号、2018年8月)など。
長崎外国語大学教授
松本 真輔(まつもと しんすけ) 氏
日本中世文学、韓国古典文学。論文「壬辰倭乱とその文学」(小峯和明編『東アジアに共有される文学世界—東アジアの文学圏』(「東アジア文化講座」第3巻)、文学通信、2021年3月)、「朝鮮半島の仏教信仰における唐と天竺──新羅僧慈蔵の伝を中心に──」(金英順編『東アジアの文学圏』(シリーズ「日本文学の展望を拓く」第1巻)、笠間書院、2017年11月)など。
ベトナム国家大学ハノイ校講師
Pham Le Huy(ファム・レ・フイ) 氏
日本古代史、ベトナム古代・中世史。論文「ベトナムの年号史試論—丁・前黎・李・陳朝期(十世紀~十四世紀)の事例を中心に—」(水上雅晴編『年号と東アジア—改元の思想と文化—』八木書店、2019年4月)、「歴史と説話との交差—ベトナムの「剣湖伝説」を事例にして」(小峯和明編『東アジアに共有される文学世界—東アジアの文学圏』(『東アジア文化講座第3巻』文学通信、2021年3月)など。
評者
青山学院大学名誉教授
佐伯 真一(さえき しんいち) 氏
日本中世文学・軍記物語。単著『「武国」日本—自国意識とその罠—』(平凡社、2018年10月)、『軍記物語と合戦の心性』(文学通信・2021年4月)など。
東京大学准教授
渡辺 美季(わたなべ みき) 氏
琉球史。単著『近世琉球と中日関係』(吉川弘文館、2012年6月)、論文「『琉球国図』の薩琉航路」(『国立歴史民俗博物館研究報告』223号、2021年3月)など。
ハノイ・タンロン大学タンロン認識教育研究院副院長
NGUYEN THI OANH(グエン・ティ・オワイン) 氏
ベトナム古典文学、日越中説話比較研究、日越中漢文漢字比較研究。論文「ベトナムの漢文説話における「夢」とその資料」(荒木浩編『夢と表象—眠りとこころの比較文化史』勉誠出版、2017年1月)、「ベトナムの漢文説話の形成」(倉木一宏他編『説話の形成と周縁 中近世篇』臨川書店、2019年6月)など。
司会・提案者
県立広島大学准教授
目黒 将史(めぐろ まさし) 氏
日本中世・近世文学、軍記文学、琉球をめぐる文学。単著『薩琉軍記論架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか』(文学通信、2019年12月)、編著『資料学の現在』(シリーズ「日本文学の展望を拓く」第5巻、笠間書院、2017年11月)など。
明治大学兼任講師
佐野 愛子(さの あいこ) 氏
ベトナム説話。論文「モンゴルの侵略とその言説—『越甸幽霊集録』を読む」(小峯和明編『東アジアに共有される文学世界—東アジアの文学圏』(「東アジア文化講座」第3巻)、文学通信、2021年3月)、「『越甸幽霊集録』における神との交流」(水口幹記編『前近代東アジアにおける〈術数文化〉』(『アジア遊学』244号)、勉誠出版、2020年3月)など。
シンポジウムC「渡海、漂流」
研究発表
本学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程
王 尊龍(おう そんりゅう) 氏
東アジア海域史・琉球近世史。論文「琉球王国における漢詩の受容と展開」(上田信・中島楽章編『アジアの海を渡る人々:一六・一七世紀の渡海者』春風社、2021年)、李暁璐/王尊龍(訳)「宮内庁蔵『万国絵図屏風』人物図考」(『史苑』第82巻第2号、2022年)。
上智大学文学部教授
北條 勝貴(ほうじょう かつたか) 氏
東アジア環境文化史、パブリック・ヒストリー。共著『コロナの時代の歴史学』(績文堂出版、2020年)、共編著『療法としての歴史〈知〉─いまを診る─』(森話社、2020年)など。
中国・南通大学副教授
崔 英花(さい えいか) 氏
韓国漢文学、東アジア文化交流、古典文獻学。単著『조선후기 표해록연구(朝鲜后期漂海録研究)』(宝庫社、2018年)、共著『경산 정원용 연구(經山鄭元榮研究)』(宝庫社、2019年)など。
評者
名桜大学国際学群上級准教授
屋良 健一郎(やら けんいちろう) 氏
日本史・琉球史。共編著『訳注琉球文学』(勉誠出版、2022年)、論文「近世における琉球人の日本漂着」(島村幸一編『琉球船漂着者の「聞書」世界』勉誠出版、2020年)など。
宮崎大学教育学部教授
関 周一(せき しゅういち) 氏
日本中世史、海域アジア史。単著『中世日朝海域史の研究』(吉川弘文館、2002年)、単著『対馬と倭寇』(高志書院、2012年)など。
韓国外国語大学校講師
金 英珠(キム・ヨンジュ) 氏
日本古典文学、神話・説話。共訳書『西鶴諸国ばなし』(지식을만드는지식(zmanz)、2021)、論文「視覚化による神話の生成と変容—八幡縁起絵巻を中心に—」(『日本言語文化』53、2020.12)など。
司会・提案者
本学文学部文学科日本文学専修教授
鈴木 彰
本学文学部文学科日本文学専修助教
平澤 卓也
シンポジウムD「外交、使節」
研究発表
明治大学文学部兼任講師、法政大学沖縄文化研究所国内研究員
木村 淳也(きむら じゅんや) 氏
琉球文学、日本古典文学、東アジア文化交流史。論文「『常陸国風土記』の遠近法—「俗」表現が志向する「常陸」の姿—」(『文芸研究』第147号、明治大学文学部・文芸研究会、2022年3月)、「琉球の歴史叙述と説話」(小峯和明編『東アジアの文学圏』〔「東アジア文化講座」第三巻〕、文学通信、2021年)など。
韓国・仁荷大学校韓国語文学科助教授
李 暁源(イ・ヒョウォン) 氏
韓国古典文学、東アジア漢文学‧文化交流。論文「華夷と禮樂18世紀東アジアの衣冠談論と文明意識」(『韓国朝鮮文化硏究』20、東京大学文学部朝鮮文化硏究室、2021年3月)、「通信使と徂徠学派の交流樣相とその意味文明と武威の錯綜と衝突,そして疏通の可能性」(『韓国文化』77、奎章閣韓国学硏究院、2017年3月)など。
中国・湖南師範大学外国語学院教授
陳 小法(ちん しょうほう) 氏
明代中日関係史。単著『明代中日文化交流史研究』(商務印書館、2012年)、『坐看風雲起——日本室町時代史研究』(中国社会科学出版社、2019年)など。
評者
京都大学名誉教授
金 文京(きん ぶんきょう) 氏
中国古典文学。単著『三国志演義の世界』(東方書店、1993年)、『三国志の世界』(講談社、2005年)、『漢文と東アジア-訓読の文化圏』(岩波書店、2010年)。
国文学研究資料館准教授
山本 嘉孝(やまもと よしたか) 氏
江戸・明治期の日本漢文学。単著『詩文と経世 — 幕府儒臣の十八世紀』(名古屋大学出版会、2021年)、論文「近世日本における蘇轍「上枢密韓太尉書」受容—室鳩巣と頼山陽を中心に」(東英寿編著『唐宋八大家研究』、中国書店、2022年)。
放送大学鹿児島学習センター所長、特任教授
高津 孝(たかつ たかし) 氏
中国文学、東シナ海海域交流史。単著『博物学と書物の東アジア 薩摩・琉球と海域交流』(榕樹書林、2010年)、『江戸の博物学 島津重豪と南西諸島の本草学』(平凡社、2017年)など。
司会・提案者
早稲田大学文学学術院教授
河野 貴美子(こうの きみこ) 氏
和漢比較文学、和漢古文献研究。単著『日本霊異記と中国の伝承』(勉誠社、1996年)、共編『日本「文」学史』全三冊(勉誠出版、2015年~2019年)など。
専修大学文学部日本文学文化学科講師
宇野 瑞木(うの みずき) 氏
説話文学、比較文学、表象文化論。単著『孝の風景——説話表象文化論序説』(勉誠出版、2016年)、共編『和漢のコードと自然表象——十六、七世紀の日本を中心に』(アジア遊学、勉誠出版、2020年)など。
シンポジウムE「交易、物流」
研究発表
東京大学東洋文化研究所教授
大木 康(おおき やすし) 氏
中国明清時代文学。単著『明末江南の出版文化』(研文出版、2004年5月)、『馮夢龍と明末俗文学』(汲古書院、2018年1月)、『明清江南社会文化史研究』(汲古書院、2020年9月)
日本学術振興会特別研究員
松浦 史明(まつうら ふみあき) 氏
東南アジア前近代史。論文「アンコール朝の揺れ動く王権と対外関係」(『岩波講座世界歴史第4巻 南アジアと東南アジア:~15世紀』荒川正晴ほか編、岩波書店、2022年5月)、「仏教王ジャヤヴァルマン七世治下のアンコール朝」(千葉敏之編『歴史の転換期4 1187年:巨大信仰圏の出現』山川出版社、2019年12月)。
近畿大学産業理工学部准教授
位田 絵美(いんでん えみ) 氏
日本近世文学(仮名草子研究・対外認識研究)。単著『挿絵解釈の研究—『大坂物語』を中心に—』(和泉書院 2020年10月)。論文「長崎民衆の異国認識」(染谷智幸編『はじめに交流ありき-東アジアの文学と異文化交流』東アジア文化講座第1巻、文学通信社、2021年)。
評者
九州大学人文科学研究院准教授
中島 楽章(なかじま よしあき) 氏
中国社会史・東アジア海域史。単著『明代郷村の紛争と秩序—徽州文書を史料として』(汲古書院、2002年)、『徽州商人と明清中国』(山川出版社、2009年)、『大航海時代の海域アジアと琉球—レキオスを求めて』(思文閣出版、2020年)。
神戸大学大学院人文学研究科教授
樋口 大祐(ひぐち だいすけ) 氏
日本古典文学、海港都市文化研究。単著『乱世のエクリチュール—転形期の人と文化—』(森話社、2009年)。『変貌する清盛—『平家物語』を書きかえる—』(吉川弘文館、2011年)。
法政大学文学部教授
小林 ふみ子(こばやし ふみこ) 氏
日本近世文学・文化。単著『へんちくりん江戸挿絵本』(集英社インターナショナル、2019年)、論文「鈴木芙蓉の唐土憧憬」(『太平詩文』第70号、2016年11月)。
司会・提案者
茨城キリスト教大学文学部教授
染谷 智幸(そめや ともゆき) 氏
日本近世文学、日韓比較文学。単著『冒険・淫風・怪異—東アジア古典小説の世界』(笠間書院、2012年)。編著『はじめに交流ありき-東アジアの文学と異文化交流』(東アジア文化講座第1巻、文学通信、2021年)
近畿大学法学部准教授
山田 恭子(やまだ きょうこ) 氏
朝鮮古典文学日朝比較文学。単著『日朝古典文学における男女愛情関係—17~19世紀の小説と戯曲』(勉誠出版、2017年)。論文「妓女と遊女の文化」(ハルオ・シラネ編『東アジアの自然観 : 東アジアの環境と風俗』東アジア文化講座第4巻、文学通信、2021年)。
ラウンドテーブル
発表
国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授
荒木 浩(あらき ひろし) 氏
日本古典文学。単著『古典の中の地球儀—海外から見た日本文学』(NTT出版、2022年)、『「今昔物語集」の成立と対外観』(思文閣人文叢書、2021年)など。
ノートルダム清心女子大学名誉教授、早稲田大学招聘研究員
横山 學(よこやま まなぶ) 氏
日本文化史・日琉文化史・人物史。単著『琉球国使節渡来の研究』(吉川弘文館、1987年)、『書物に魅せられた英国人;フランク・ホーレーと日本文化』(吉川弘文館、2003年)など。
国際基督教大学名誉教授、早稲田大学国際日本学研究所員、文化構想学部非常勤講師
Tzvetana Kristeva(ツベタナ・クリステヴァ) 氏
日本古典文学。単著『涙の詩学—王朝文化の詩的言語』(名古屋大学出版会、2001年)、『心づくしの日本語—和歌でよむ古代の思想』(ちくま新書、2011年)など。
早稲田大学文学学術院教授
李 成市(り そんし) 氏
朝鮮古代史、東アジア史。単著『闘争の場としての古代史—東アジア史のゆくえ』(岩波書店、2018年)、共編『世界歴史体系朝鮮史』上・下(山川出版社、2017年)、「朝鮮史の形成と展開」(『岩波講座世界歴史』6・岩波書店、2022年)など。
コロンビア大学教授
ハルオ・シラネ(はるお・しらね) 氏
日本文学・文化。単著『芭蕉の風景 文化の記憶』(角川書店、2021年)、『四季の創造 日本文化と自然観の系譜』(KADOKAWA、2020年)、編著『東アジアの自然観—東アジアの環境と風俗』(東アジア文化講座第4巻、文学通信、2021年)など。
司会
奈良女子大学名誉教授
千本 英史(ちもと ひでし) 氏
中古中世散文文学。単著『験記文学の研究』(勉誠社、1999年)、共編著『高校生からの古典読本』(平凡社、2012年)、「『今昔物語集』はどう読まれたか-総六丸から福永武彦まで」(『中世文学』67号、2022年)。
総合司会
本学兼任講師、立教新座中学校・高等学校教諭
出口 久徳(でぐち ひさのり) 氏
日本中世文学。日下力・鈴木彰・出口久徳(共著)『平家物語を知る事典』(東京堂出版、2005年)、小峯和明監修・出口久徳編『日本文学の展望を拓く2 絵画・イメージの廻廊』(笠間書院、2017年)。
同志社女子大学表象文化学部准教授
宮腰 直人(みやこし なおと) 氏
日本文学、奈良絵本・絵入り版本と語り物文芸の研究。小峯和明監修・宮腰直人編『日本文学の展望を拓く4 文学史の時空』(笠間書院、2017年)、宮腰直人「日本海海域の文芸」(染谷智幸編『東アジア文化講座1 東アジアの文学と異文化交流』文学通信、2021年)。
詳細情報
名称
内容
9:30 受付開始/10:00 開会
総合司会:出口 久徳 氏
10:10~12:00 Ⅰ 基調講演
12:00~13:10 昼食・休憩
13:10~15:00 Ⅱ シンポジウムA「宗教」
15:00~15:15 休憩
15:15~17:05 Ⅲ シンポジウムB「対外戦争」
11月6日(日)
9:00 受付開始/9:15 開会
総合司会:宮腰 直人 氏
9:30~11:20 Ⅳ シンポジウムC「渡海、漂流」
11:20~11:35 休憩
11:35~13:25 Ⅴ シンポジウムD「外交、使節」
13:25~14:35 昼食・休憩
14:35~16:20 Ⅵ シンポジウムE「交易、物流」
16:20~16:35 休憩
16:35~17:55 Ⅶ ラウンドテーブル
18:00 閉会