公開研究会「2022年度アメリカ学会清水博賞受賞記念研究会」
INFORMATION
今年度のアメリカ学会清水博賞受賞作『ドイツ統一とアメリカ外交』(晃洋書房、2021年)の著者である吉留公太氏を招き、英米関係史、国際政治史を専門とする水本義彦氏、スウェーデン政治外交史、国際政治学を専門とする清水謙氏とともに、吉留氏の著書について議論、討論を行い、その後司会とフロアを交えた質疑応答を行なう。
パネリスト
神奈川大学経営学部教授
吉留 公太(よしとめ こうた) 氏
2006年リーズ大学大学院政治国際学研究科博士課程修了。神奈川大学経営学部助教、准教授、ジョージタウン大学客員研究員などを経て現職。専門は、国際関係論、外交史。共著に『危機の国際政治史—1873-2012』(亜紀書房、2013年)がある。『ドイツ統一とアメリカ外交』(晃洋書房、2021年)で2022年度アメリカ学会清水博賞を受賞。
獨協大学外国語学部准教授
水本 義彦(みずもと よしひこ) 氏
2002年キール大学大学院博士課程修了。二松學舍大學国際政治経済学准教授などを経て現職。専門は、ベトナム戦争、英米関係史、国際政治史。著書に『同盟の相剋—戦後インドシナ紛争をめぐる英米関係』(千倉書房、2009年)があるほか、分担執筆として、青野利彦・倉科一希・宮田伊知郎編『現代アメリカ政治外交史—「アメリカの世紀」から「アメリカ第一主義」まで』(ミネルヴァ書房、2020年)、君塚直隆・細谷雄一・永野隆行編『イギリスとアメリカ-世界秩序を築いた四百年』(勁草書房、2016年)などがある。
本学法学部兼任講師、グローバル都市研究所特任研究員
清水 謙(しみず けん)
2017年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。立教大学法学部助教を経て現職。専門は、スウェーデン政治外交史、国際政治学。分担執筆として「スウェーデンにおける移民・難民の法説と排除—スウェーデン民主党の中道政党化をめぐって」宮島喬・佐藤成基編『包摂・強制の政治か、排除の政治か—移民・難民と向き合うヨーロッパ』(明石書店、2019年)、「スウェーデン政治外交史からの「大統領制化」の検討—パルメ“大統領”の誕生」岩崎正洋編著『大統領制化の比較政治学』(ミネルヴァ書房、2019年)などがある。