【定員に達したので申込みを終了しました】公開講演会「映画監督・是枝裕和氏を迎えて」
INFORMATION
第一部 新作『怪物』をめぐって
2004年『誰も知らない』で柳楽優弥が史上最年少でカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞。2013年『そして父になる』でカンヌ映画祭審査員賞、2018年『万引き家族』ではカンヌ国際映画祭コンペティション部門の最高賞であるパルム・ドールを受賞。2022年『ベイビー・ブローカー』ではソン・ガンホに韓国人初のカンヌ国際映画祭主演男優賞をもたらし、さらに2023年のカンヌ映画祭では新作『怪物』では坂元裕二が脚本賞受賞。5つの作品でカンヌ映画祭のコンペティション部門において主要部門を受賞するという快挙を成し遂げた映画監督の是枝裕和氏を本学にお招きし、最新作『怪物』についてお話を聞く。聞き手は本学現代心理学部映像身体学科の専任教員篠崎誠が務める。
第二部 大学で映画を教える=学ぶということ
映画監督であると同時に現在早稲田大学基幹理工学部教授を務める是枝氏に加え、2022年度早稲田大学におけて全授業の中から選出されるティーチング・アワード総長賞を受賞したコラボレーション授業「映像制作実習」を是枝氏と共に担当した本学篠崎並びに基幹理工学部専任講師で映画研究者の土田環氏と共に、いわゆる専門学校、芸術系ではない四年制の大学で映画を教える=学ぶ意義について考える。
講師
映画監督、脚本家、映画プロデューサー、早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、立命館大学産業社会学部客員教授
是枝 裕和 氏
90年代初頭、テレビドキュメンタリーのディレクターとして一躍注目を浴びる。1995年映画監督としてのデビュー作『幻の光』がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に入選したのを皮切りに、すべての監督作品が海外の主要映画祭で上映される。主な監督作として『ワンダフルライフ』(1999)『誰も知らない』(2004)『花よりもなほ』(2006)『歩いても歩いても』(2008)『奇跡』(2011)『そして父になる』(2013)『海街diary』(2015)『海よりもまだ深く』(2016)『三度目の殺人』(2017)『万引き家族』(2018)など。2019年にはオール・フランス人キャストによるフランス映画『真実』、2022年にはオール・韓国人スタッフ、キャストによる『ベイビー・ブローカー』を監督。海外での映画制作にも積極的に挑んでいる。日本を代表する映画監督である。
映画研究者、早稲田大学基幹理工学部表現工学科専任講師
土田 環 氏
専門は映画史・映画美学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。ローザンヌ大学、パリ第8大学、ローマ第3大学へ各国政府給費留学生として留学。学生時代より内外の映画祭や企画上映、フランスやイタリアなど海外との映画制作コーディネート業務に関わる。編著書に『ペドロ・コスタ世界へのまなざし』(せんだいメディアテーク)『ペドロ・コスタ映画論講義』(ソリレス書店)『嘘の色、本当の色脚本家荒井晴彦の仕事』(川崎市民ミュージアム)『こども映画教室のすすめ』(春秋社)などがある。現在山形国際ドキュメンタリー映画祭、東京国際映画祭の企画運営に携わっている。
詳細情報
名称
内容
第二部 17:15~18:45
対象者
申し込み
- 事前申し込み 必要
- 参加費 無料
※定員に達したため、受付を終了いたしました。多数のお申し込みをいただきありがとうございました。