公開講演会「韓国と日本をつなぐ仕事7 立教大学における朝鮮語教育の模索」
INFORMATION
日本における朝鮮語教育は歴史が古くはない。本学でも1980年代に自由科目として一般教養科目に朝鮮語が設置されて以降、試行錯誤を続けながら、2020年代に入ってようやく言語学の専門スタッフを備えた態勢が整えられつつある。また、日本における朝鮮語教育はほかの言語とはちがい、植民地支配の歴史、在日コリアンの存在を無視して実践することはできなかった。長年にわたり本学の朝鮮語教育を担い、日本での朝鮮語教育を取り囲む環境の変化を体感してきた講師に、最初の朝鮮語専任教員から今日に至るまでの試行錯誤の教育の歴史を、個人的経験を含めて語ってもらうことで、将来への教訓を伝えていきたい。
講師
本学兼任講師、平コミ運営委員
石坂 浩一
1958年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業後、1982年に本学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程に入学、85年に博士後期課程に進み、90年3月に退学。1990年4月から本学非常勤講師(朝鮮語担当)、2004年度から本学経済学部助教授(全学共通カリキュラム朝鮮語担当)、2008年度から2020年度まで異文化コミュニケーション学部准教授(全学共通カリキュラム朝鮮語担当)。2021年度以降本学兼任講師。韓国社会論、朝鮮語教育を専攻。著書に『プリティ・コリアン』(共著、2023、朝日出版社)『フレンドリー・コリアン楽しく学べる朝鮮語』(共著、2004、明石書店)『NEWフレンドリー・コリアン楽しく学べる朝鮮語』(共著、2012、朝日出版社)『現代韓国を知るための60章【第2版】』(共編著、2014、明石書店)『北朝鮮を知るための55章【第2版】』(編著、2019、明石書店)など多数。
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- 参加費 無料