公開講演会「民主主義と経済発展:日本モデルとバングラデシュ」
INFORMATION
近年、権威主義の世界的な拡大は、民主主義の価値観に深刻なイデオロギー的挑戦を投げかけている。一部ではこれを「中国モデル」と呼んでおり、成長の原動力としての経済発展が優先され、時には民主主義の原則が無視されることもある。このような背景のもと、本研究では、第二次世界大戦後の日本における民主主義と経済発展の両立がどのようになされたのかを検証し、日本モデルがバングラデシュのような発展途上国の経済発展にどのような代替モデルを提起できるかを討論者とともに検討することを目的とする。
当講演会は、学部公開講演会『言語と社会や文化を<つなぐ>:世界と切り結ぶ異文化コミュニケーション』の一環として開催します。
講師
Professor of Political Science, University of Dhaka, Bangladesh
S M Ali Reza 氏
2015年に大阪大学において博士課程を修了。専門は比較政治学、地域主義と地域間主義、東アジアの政府と開発戦略、日本政府と政治、日本の外交とODA、日本のASEANとSAARCとの関係、日本とアジア太平洋地域、日本と東南アジア関係(特に日本とバングラデシュの関係について)。
日本バングラデシュ協会会長
渡邉 正人 氏
政策研究大学院大学・政策研究院シニア・フェロー、2015年-2017年駐バングラデシュ大使、2017-2020年駐ブルガリア大使。
恵泉女学園大学名誉教授
大橋 正明 氏
シャプラニール=市民による海外協力の会バングラデシュ所長及び事務局長、国際赤十字・赤新月社連盟&日本赤十字社ダッカ駐在事務所副代表などを経て、恵泉女学園大学教授、聖心女子大学現代教養学部教授を歴任。
詳細情報
名称
公開講演会「民主主義と経済発展:日本モデルとバングラデシュ」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
主催
異文化コミュニケーション学部
協賛
日本バングラデシュ協会