公開セミナー「拘禁刑時代の刑罰のあり方を問う:刑務所処遇の日韓比較」
INFORMATION
日本では、行き過ぎた規律管理行刑の末に起こった名古屋刑務所事件、刑務所の福祉施設化、社会問題化される「再犯防止」のムーブメントのもと、2025年6月より懲役刑と禁錮刑とが一本化された拘禁刑が導入されます。受刑者を教育し改善させるべきだという新派の考え方に親和的な拘禁刑は、日本の刑務所処遇にどのような影響を与えるのでしょうか。他方、隣国である韓国では、新派の影響を受けた受刑者処遇がおこなわれています。本公開セミナーでは、日本において懲役刑・禁錮刑がどのように運用されてきたかという現状と課題とをふりかえったのちに、韓国における刑の執行がどのようにおこなわれているのかという現状と課題とをご報告いただきます。そのうえで、拘禁刑時代の日本の刑務所処遇のあり方について検討していきたいと考えています。
講師
元大阪刑務所所長、一般財団法人かがやきホーム相談員
岡西 正克 氏
40余年にわたり刑務所処遇の第一線にてご活躍され定年退職の後、奈良県が出資し出所者を直接雇用をおこなう一般財団法人かがやきホームにて相談員として勤務。
韓国法務部矯正本部大田地方矯正庁清州刑務所保安課、本学海外招聘研究員
朴 順龍 氏
韓国法務省入省後、国家公務員長期国外訓練制度を活用して、同志社大学において博士(社会福祉学)を取得。社会福祉学や心理学の知識を活かし、刑務所処遇の第一線にてご活躍。
本学コミュニティ福祉学部准教授
掛川 直之
詳細情報
名称
公開セミナー「拘禁刑時代の刑罰のあり方を問う:刑務所処遇の日韓比較」
申し込み
- 事前申し込み 必要
- 参加費 無料
主催
日韓高齢受刑者処遇研究会
共催
コミュニティ福祉研究所