公開講演会「EU消費者法における近年の展開」
INFORMATION
EUにおける消費者法の動向は、グローバル化の中で、わが国の消費者保護にとっても参照に値する。しかし、EU指令が多く出されるのみならず、EU司法裁判所の判例も数多く、その近時の動向を知ることは容易ではない。そこで、EU消費者法の第一人者であるゲルハルト・ストラトマン教授に、標題の講演を行っていただくことにした。具体的には、EU消費者法の中核概念である「消費者」と「事業者」の概念に関する最近の動向、および、EU司法裁判所が、これらの概念と経済のデジタル化の進展とをどのように関連付けているかに焦点を当てることとする。
アントワープ大学教授
ゲルハルト・ストラトマン 氏
1967年生(ベルギー)1997年にルーベン大学博士課程を修了し、博士学位論文は、「消費者と市場-EU域内市場における消費者の法的地位」(1998年・ルーベン大学)。ルーベン大学助教、ライデン大学ヨーロッパ研究所教授を経て、2001年よりアントワープ大学教授。専門は、競争法及び消費者法。EU消費者法の第一人者である。業績としては、「製造物責任に関するEU指令-製造物・欠陥製品及び人的責任について」(2016年)、「デジタルコンテンツの供給契約及びインターネット売買に関する新たなEU指令」(2017年)、「EU司法裁判所の解釈権能とEU及び国内法の消費者保護に関する相互理解」(2017)、「虚偽広告の実務的検討」(2018)、「情報提供義務と消費者への情報の不提供」(2019)などがある。
詳細情報
名称
公開講演会「EU消費者法における近年の展開」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料
主催
法学部
備考
講演原稿の日本語訳は事前に配布します。
お問い合わせ
法学部教授
野澤 正充
E-mail:[email protected]