公開シンポジウム「ともに苦しむ人道危機:ルワンダ・ジェノサイドから30年」

INFORMATION

  • 2024年10月26日(土)14:00~16:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

残虐かつ凄惨な1994年のルワンダ・ジェノサイドは、世界に衝撃を与えました。ルワンダで起きた凄惨なジェノサイドは、人間の憎悪と暴力がいかに深い傷を残すかを痛烈に物語っています。今、その悲劇から三十年が過ぎた今、私たちはこの人道危機を考え直します。しかし、遠い異国の地の過去を振り返るのではありません。このシンポジウムは、私たち「よそ者」が、人道危機にどう立ち向かうか、深く悩み、ともに苦しむために企画しました。

私たちは、この人道危機に対して「よそ者」でした。そこで、人道危機のただ中で、外部から来た者たちが直面する難問を掘り下げます。「よそ者」は時に、救助と黙殺の間で、どちらを選ぶべきかの《究極の選択》を迫られます。その一瞬の選択が、数え切れない命の運命を左右します。もしあなたがその場にいたら、あなたは何を選びますか?命を救うために手を差し伸べる勇気はありますか?それとも、圧倒的な力の前で無力感に打ちひしがれますか?

犠牲者の苦しみには遠く及びませんが、「よそ者」には「よそ者」の苦しみがあります。私たちは、「よそ者」として、人道危機にどう立ち向かうか?

このシンポジウムでは、講師が難問を提題し、皆さんの選択を伺います。

なお、本シンポジウムでは、ジェノサイドに関連してよそ者が直面する難問を提題し、参加者がスマートフォンを用いて選択する参加型のイベントとして実施します。なお、投票は匿名で行います。

講師

本学大学院社会デザイン研究科教授
長 有紀枝
ルワンダ・プロテスタント大学平和紛争学科准教授、日本バプテスト連盟国際ミッション・ボランティア
佐々木 和之(ささき かずゆき) 氏
本学大学院人工知能科学研究科特任教授
大庭 弘継
東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程
Shukulu Murekatete(シュクル・ムレカテテ) 氏

ルワンダ・プロテスタント大学在学中の2018年から19年にかけ、東京外国語大学に交換留学生として来日。2021年に再来日し、東京外国語大学の修士課程に進学、23年修了。同年博士後期課程に進学し現在に至る。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「ともに苦しむ人道危機:ルワンダ・ジェノサイドから30年」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【定員】
100名

以下のWebサイトよりお申込みください。
人数に余裕があれば、当日参加も可能です。

主催

人工知能科学研究科

共催

社会デザイン研究科

備考

本イベントは、残虐で凄惨なジェノサイドをテーマにしています。場合によっては、深刻な心理的衝撃を伴う可能性がありますので、精神的な負担を考慮の上、ご参加ください。

本イベントは、参加型シンポジウムであり、スマートフォンを用いて、皆様に投票や意見の書き込みをお願いいたします。投票は匿名で行います。

本イベントで収集した投票結果や意見の書き込みは、ホームページや報告書等で使用するとともに、データ分析など研究に利用いたします。人文社会科学で扱われる問題を、AI研究に取り入れ、人道危機に対する国際的対応へのAI研究からの貢献を目指します。

また本イベントは、記録のため、録画いたします。

お問い合わせ

人工知能科学研究科特任教授
大庭 弘継

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