公開講演会「Temples in the Southern Levant from the Late Bronze Age to the Iron Age—Analysing Changes in Material Culture And Textual Traditions」
INFORMATION
本講義では、鉄器時代(紀元前1200〜同600年頃)の南レヴァントの神殿とその変容に焦点を当て、二つの基本的な解釈の方向性を示す。一つ目は考古学で、聖なる建物とその建築の物質的証拠について。もう一つは、旧約聖書/ヘブライ語聖書が、特にイスラエル王国とユダ王国における神殿をどのように描いているかである。ここでは、これらのテキストには、神殿と祭儀に関連する記憶の形式が三重に変容しているという仮説を提唱する。第一は対照的な再解釈(ペリシテと他の近隣諸国)、第二は対外的(イスラエル)、第三は対内的(ユダ)な再編集であり、鉄器時代における宗教的実践の実際の形態を隠蔽するものでもある。より広い文脈において理解するために、後期青銅器時代の神殿と、それらが象徴する地域的・建築的伝統についても概説する。
講師
チャールズ大学プロテスタント神学部教授、本学国際学術研究交流制度招へい研究員
Filip Čapek 氏
1971年生。チャールズ大学神学部卒業後、ハイデルベルク大学、オックスフォード大学を経て、2016年、チャールズ大学神学部准教授、2022年より、同大学同学部教授。著書にTemples in Transformation: Iron Age Interactions and Continuity in Material Culture and in Textual Traditions, Münster: LIT, 2022、共編著書にAnd God Saw That It Was Good(Gen 1:12)The Concept of Quality in Archaeology, Philology and Theology(with P. Sláma), Münster: LIT, 2020、Archaeology, History, and Formation of Identity in Ancient Israel, Prague: Karolinum, 2024 など多数。
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- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料