先輩職員インタビュー総長室社会連携教育課 三浦 圭介

立教学院専任職員採用に応募したきっかけを教えてください。

新卒でシンクタンクに就職し、保険会社のシステムコンサルティング業務に従事しました。新卒時の就職活動では業界・企業分析も十分に行ったつもりでいましたが、思い描いていたイメージと実際の業務には大きなギャップがあり、約6年で退職しました。こうした自分自身の経験を活かし、営利に捉われない本質的な就職支援の仕事に就きたいと思ったのが、大学職員への転職を考えたきっかけです。大学業界・大学職員の仕事について調べていく中で、就職支援以外の職務にも魅力を感じるようになり、数ある大学の中でも建学の精神に基づいた先進的な大学改革に取り組んでいた本学に応募しました。

現在の担当業務について教えてください。

所属する社会連携教育課では、東日本大震災復興支援業務を主に担当しています。本学では震災前からつながりのあった岩手県陸前高田市を重点支援地域に指定し、「学び」と「対話」から陸前高田の未来を共に創る交流拠点「陸前高田グローバルキャンパス」を開設し、国立大学の岩手大学と共同運営をしています。組織の枠を超えて他大学の教職員や市役所の職員、地元NPO団体等とキャンパスの管理・運営業務を協働しているため、価値観や組織文化の違いから物事がスムーズに進まないことも多いのですが、時間がかかってでも信頼関係を構築し、双方にとってメリットのある取り組みを提案できた時には大きな喜びを感じます。また、本学には教職協働の組織風土が根付いており、大学を代表する連携先との交渉・調整役や、各種プログラムの企画・運営を職員に任せてもらえることにもやりがいを感じています。

これまでの業務で一番嬉しかったこと(やりがいを感じたこと)を教えてください。

高等教育機関がない陸前高田市からの「大学生が絶え間なく訪れる交流のまちにしたい、もっと大学を身近に感じられるイベントを開催して欲しい」という要望にもとづき、陸前高田グローバルキャンパスが主催し、『春呼び祭~市民と大学とで気仙に春を呼び込みましょう!!~』を開催しました。全国から約100名の大学生と大学関係者、市民の方々が集まり、本学からも校友で元アナウンサーの古舘伊知郎さんやプロピアニストの戸口純さんにトークライブやコンサートを行って頂いたり、学生団体(落語研究会、よさこい連、復興支援団体等)にもプログラムを実施してもらいました。関係機関・関係者が非常に多いイベントだったため、各所との連絡・調整や備品準備、宿泊先手配や移動手段の確保など、事前準備と事後処理もまた“祭り”でしたが、参加した学生や市民の方々から「人生観が変わった」「また来年も絶対参加したい」といった言葉をもらえた時の達成感はひとしおでした。

応募を検討中の方にメッセージをお願いします。

本学は「自由の学府」です。学生や教員はもちろんのこと、職員にも「自由」であることが保障されています。「自由」であるためには自律性や主体性を持たねばなりませんが、それさえあれば「挑戦する自由」、「失敗する自由」、「やり直す自由」・・様々な「自由」が保障されている職場だと思います。答えや正解のない課題に取り組んでいかなければならない時代を迎える今だからこそ、「自由」に働きたいという方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

代表的な1日のスケジュール

8:50~ 出勤、メールチェック
9:00~ 担当チーム内の業務状況確認
10:00~ 学院一貫連携ボランティアプログラムの準備
12:00~ ランチ
13:00~ 地方銀行と産学連携事業に関する打合せ
14:00~ 地域連携に関する助成金申請書の作成
16:00~ 陸前高田グローバルキャンパス運営会議の資料作成 
17:00~ 受託事業の経理処理
18:30~ 退勤

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