グローバルな世界で生きるには自分の軸をしっかり持つこと
デザイナー 藤江珠希さん
2014/01/01
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
アパレルブランド「TAMAKI FUJIE」のデザイナー、藤江珠希さんにお話を伺いました。
レディースウェアのアパレルブランド「TAMAKI FUJIE」を設立。テキスタイルとレディースウェアのデザインから、取引先への販売までを行っています。取引先は、アメリカ、香港、シンガポール、台湾、上海と、9割が海外です。
実は、大学までは、海外を舞台とするファッション雑誌のエディターを目指していました。立教大学卒業後、イギリスとベルギーの大学に1年ずつ留学したのもそのための人脈づくりが目的でした。けれど、次第に洋服づくりへの関心が増すように。デザイナーになると決めてからは、さらに3年間イギリスの学校でデザインや洋服づくりを学びました。
実は、大学までは、海外を舞台とするファッション雑誌のエディターを目指していました。立教大学卒業後、イギリスとベルギーの大学に1年ずつ留学したのもそのための人脈づくりが目的でした。けれど、次第に洋服づくりへの関心が増すように。デザイナーになると決めてからは、さらに3年間イギリスの学校でデザインや洋服づくりを学びました。
国境はなく、世界がフィールド
海外の新作コレクションに向けてのデザイン画。スタッフと洋服のイメージや色、生地、加工などについて共有する
仕事をしていてやりがいを感じるのは、全国のさまざまな工場に伺い、新しい素材や技術に触れている時間ですね。この素材をどう使おうか、そう考えるのがとても楽しいです。料理人が食材を見てどう料理しようかと考えるのと似ているかもしれません。一方、商談は最も気を使うプロセスです。日本だと価格が決まっていますが、海外の場合は一つひとつ交渉です。こういう時大切なのは、しっかりと自分の意見を伝えることだと思っています。
5年間海外で暮らしたことで、日本だから、ロンドンだから、上海だからといった垣根はなくなりました。すべての場所を自分のフィールドとして同様に捉えています。そして相手がどうであっても自分の軸をもつこと。そうすれば、無用に外からの意見に揺さぶられることもないのかなと思います。
5年間海外で暮らしたことで、日本だから、ロンドンだから、上海だからといった垣根はなくなりました。すべての場所を自分のフィールドとして同様に捉えています。そして相手がどうであっても自分の軸をもつこと。そうすれば、無用に外からの意見に揺さぶられることもないのかなと思います。
自分を信じてやり遂げることの大切さ
海外で仕事をしていると、トラブルって必ず起こるんです。それを客観視して、悲観的に捉えないことは重要ですね。やはり国民性の違いはありますから、「日本ではこんなことはないのに」などと思わず、気持ちを切り替えることができたら、グローバルな場での人付き合いがしやすいと思います。また、日本ではがんばりを評価してもらえますが、海外では結果がすべて。周りに惑わされず、自分を信じて最後までやり遂げることが、海外で働くには大切です。そういうことを心得ていれば、広い世界をフィールドに働くのは、とても楽しく、やりがいがありますよ。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものです。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものです。
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