科学の専門性を持った教養人の育成
理学部
2020/08/13
キャリアの立教
OVERVIEW
学部独自のキャリア教育をご紹介します。
理学部は、大学院進学者が約3割を占め、就職先の主な業種が数学・物理・化学・生命理学の各学科でそれぞれ特色があるなど、他学部と異なる面が多いため、独自のキャリア支援を展開しています。中でも、正課の「共通教育科目」では、段階的にキャリア意識を形成し、社会で理学を通じて学んだ考え方を実践し、応用することができる力を育成しています。
【POINT1】自らのキャリアを考え専門の土台をつくる
「理学とキャリア(SAL1)」※
理学部卒業生や企業人による講義とグループワークを通して、学部での学びを社会でどのように生かすことができるかを理解し、考える力を養うとともに、自発的・積極的に「聴く」スキルを身に付ける科目。多くの学生が1年次春学期に履修します。
「科学の倫理」※
科学技術のあり方や社会における問題を多角的に考察し、仕事や研究に携わる上で不可欠な姿勢や倫理観を身に付ける科目です。
【POINT2】社会や研究の現場を体感しキャリア観を育む
グローバル人材・企業体感プログラム
アメリカ・サンフランシスコのシリコンバレー周辺で企業見学や社員との交流を行い、最先端技術に触れる約1週間の海外プログラムです。
「サイエンスインターンシップ」※
国立研究開発法人産業技術総合研究所で、第一線で活躍する研究者と共に研究に取り組みます。
【POINT3】多彩な進路に応じた知識・スキルを養う
「サイエンスコミュニケーション入門(SAL2)」※
書く、表現する、発信するなど「科学を伝える力」を鍛える科目。科学技術に関わる仕事の現場で求められるコミュニケーション手法を体得します。
「理数教育企画(SAL3)」※
高校生を対象とした理科・数学の教育プログラムを企画する、教員を目指すための科目です。
「理学とビジネスリーダーシップ(BL4)」※
経営学部の学生と共に課題解決に挑み、ビジネスの場面で求められるリーダーシップや異分野と協働する力、問題解決能力を養います。
キャリアサポーターによるきめ細かな支援
進学や就職に関する面談、学部宛ての求人情報や推薦依頼の紹介など、理学部キャリアサポーターが個別の相談に応じています。
※正課の共通教育科目
※本記事は季刊「立教」251号(2020年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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