モチベーションの維持は重要——就職活動は長期戦と考え、メリハリを大切にした

大手総合商社 内定 藤田 怜奈さん

2022/10/31

キャリアの立教

OVERVIEW

大手総合商社内定の経済学部経済学科 藤田 怜奈さんによる就職活動体験談です。

藤田 怜奈さん Rena Fujita

志望業界
商社、デベロッパー、人材

インターンシップエントリー社数・・75社
インターンシップ参加社数・・・・・55社
説明会参加社数・・・・・・・・・・20社
本選考エントリー社数・・・・・・・17社
本選考面接社数・・・・・・・・・・12社
OB・OG訪問数・・・・・・・・・・51人

3年生の秋、就活を頑張りすぎて燃え尽きたように意欲が低下

海外でのボランティア経験や、外資系企業に勤務する父、総合商社に勤めていた母の影響もあり、漠然と海外で事業を展開する業界には興味を持っていました。なかでも商社は、自社商品がないからこそ、自分の人間力が試され、介在価値を感じられるのが良いと考えました。

就活は早めに開始し、2年生の11月には企業理解を目的にデベロッパーのインターンシップに参加、3年生の5月には本格的に始動しました。ところが、8月まで毎日のようにESやインターンシップに取り組んだため、早期選考が落ち着いた3年生の秋に燃え尽き症候群のような状態に。気持ちが乗らず、このままでは良くないと、友達とのランチなど好きなことをして気分転換を図りました。就活は長期戦なのでメリハリが大切。内定がゴールではなく、あくまでキャリアの一通過点と考え、少し楽観的に考えることも重要だと思いました。

自己分析で深掘りし自分の感覚や思いを言語化

ESや面接では、自分の思いを言葉にすることが求められるため、なぜそう思うのかと何度も深掘りし、根幹にある価値観を見つけようと努力しました。それを様々な会社や業界に対して行うと、次第に自分が大切にしたい軸が見えてくると思います。

そして面接本番では、自分の素直な言葉を伝えるために、回答を暗記するのではなく、要点のみを頭に入れた上で臨みました。そのようにして、自分の心から出てきた言葉を伝えようと常に意識していました。

内定先は、社員を大切にしている風土や社員の方のスマートさや熱い闘志に惹かれ、入社を決めました。東南アジアなど海外の経済格差に興味があるため、商社の事業を通して、支援や事業投資、トレードに携わることが将来の目標です。

私の就活ヒストリー

私のお役立ち就活アイテム

知り合いに紹介してもらった本は、自分の強みを知ることに役立ちました。ノートには、キャリアアドバイザーやOGの方と話した内容などをまとめました。

ここが効いた!私のエントリーシート

わかりやすい文章の書き方で有名なPREP法を用いて、重要なことは最初と最後に書き、間に理由と具体例を入れて、誰が読んでも同じ状況が思い浮かぶように工夫しました。注目してほしい言葉は【】の中に書き、採用担当者の目に留まるように。また、同世代や上の世代、採用担当者や管理職の方など、さまざまな立場の人にエントリーシートを添削してもらうのもおすすめです。多様な視点を経て、わかりやすく、説得力のあるエントリーシートが書けると思いました。


POINT オリジナルな自分の言葉で企業に志望度の大きさを伝えた
「成長したい」と伝えるとしても、その気持ちを伝えるだけではなく、なぜ成長したいのか、成長の定義はどんなものなのかまで深く考え、熱意を伝えました。考え抜いて出た言葉は必ず相手に伝わります。

これで成功!私の必勝自己PR 好奇心と問題意識に対する行動力という強みをアピール

海外の経済格差に問題意識を持ち、インドネシアのスラム街を訪問して、現地の学校で食料の配給などを行った経験から、好奇心の旺盛さと何事も行動に移す強みをPRしました。

~後輩達へのメッセージ~ オンラインでの就活を効果的に利用して情報収集を

コロナ禍の就活は、何かと不安なことも多いかと思いますが、オンラインが主流となっているため、情報を収集しようとする意欲さえあれば、学歴や人脈といった要素を乗り越える手段が得やすくなっています。物事を前向きに捉えながら、不安も自分が頑張っている証だと考えて取り組んでほしいと思います。


※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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