転生を続ける池袋キャンパスの図書館

写真で見る立教いま・むかし

2018/02/26

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立教大学の「いま」と「むかし」をご紹介します。

(上)創建間もない頃の図書館[1922年3月卒業アルバム](左下)図書館2階の内部の様子[1921年3月卒業アルバム](右下)関東大震災後に再建された図書館と新設の書庫(手前の建物)[1925年][立教学院史資料センター]

池袋キャンパスにおける図書館の歴史は1918(大正7)年、大学の池袋移転とともに始まります。ただし、図書館の建設自体は着工が遅れたため、完成は翌年の1919(大正8)年でした。1923(大正12)年の関東大震災の際は図書館も大きなダメージを受け、大規模な再建工事が必要となりました。図書館の創建・再建にあたってはいずれも、サミュエル・マザー(メーザー)が実業家である父親の記念として寄付を行っており、そのため戦前期より「メーザー記念図書館」という呼び方が見られました。アジア・太平洋戦争時には空襲で焼夷弾の弾頭部品が図書館の天井に大穴を開けたという話もありますが、建物は戦災を免れました。

戦後、池袋キャンパスにおける図書館の中心的な機能は、隣接する図書館本館新館(1960年完成。現メーザーライブラリー記念館(新館))および三つの学系図書館(2000・01年開館)に引き継がれ、2012(平成24)年にはこれらを統合する形で池袋図書館が全面開館を迎えます。もとの図書館は「図書館本館旧館」という名のもと参考室・閲覧室として使用され、池袋図書館のオープンに伴い「メーザーライブラリー記念館(旧館)」と改称されました。現在、ここには立教学院史資料センターと、2014(平成26)年に開館した立教学院展示館があります。図書館のメインの役割こそ譲っていますが、立教の過去・現在・将来の歩みに関わる各種資料の収集・保存や情報発信のよりどころとして、池袋図書館とは別の形で「智育」の役割を担っています。

現在は一部がメーザー・ラーニング・コモンズになっている図書館本館新館[2009年9月]

2012年にオープンした池袋図書館

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