セントポールズ・アクアティックセンター(SPAC) 立教とプール——正課体育から地域福祉へ
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2022/08/04
トピックス
OVERVIEW
1959年3月、立教学院は埼玉県北足立郡新座町(現・新座市北野)に土地を取得し、翌年4月、立教高校が当地に移った。この新座校地に初めてプールが建設されたのは、1965年7月のことである。
新座キャンパス構内配置図(1999年当時)。北側(図面赤枠)にプールがある。南側(図面青枠)のプールは、1966年に完成した大学水泳部の水交寮とプール設備(SPACの開設に伴い、使用中止)
2015年、この跡地に室内温水プールを備えた「セントポールズ・アクアティックセンター(SPAC)」が建設された。この施設は、1990年の大学機能の新座への一部移転以来立教が強く打ち出すようになった「地域に開かれたキャンパス」という理念のもと、新座市民にも広く開放※され、その福利増進および地域交流の場となることが目されている。
かつて立教生の体育施設であったプールは、いまや新座市民の福祉にまでそのすそ野を広げた。教育機関と地域社会とのかかわりという視座から眺めたとき、新座プールのものがたりは、時代状況に応変しようとする立教の歴史を象徴していると言えよう。
高校プール建設工事の様子(1965年頃)
校内水泳大会の様子(年代不詳)
セントポールズ・アクアティックセンター[2015年]/50m×10コースを備えた、日本水泳連盟公認プール
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、SPACは一般開放を中止しています。(2022年4月15日現在)
※本記事は季刊「立教」260号(2022年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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