建学の精神のシンボルとして——ウィリアムズ主教像(池袋キャンパス)
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2024/08/26
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OVERVIEW
1960年代、立教学院校友連合会ではウィリアムズ主教※ 像の建設が懸案となっていた。
※ウィリアムズ主教:創立者 チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教(アメリカ・1829~1910)。日本聖公会初代主教、神学博士。
設置場所は、タッカーホール玄関横の胸像台を予定していたが適当ではないと判断され、本館裏四つ角、本館裏芝生、チャペル会館前を候補とし、1966年にチャペル会館前が選定された。製作者として彫刻家の三坂耿一郎 氏(立教小学校講師、立教大学文学部講師、日展審査員・当時)に等身大の胸像を依頼したが、三坂氏の要望により立像として製作されることとなった。1967年5月18日に除幕式が行われ、御影石の台座に聖書を片手にしたウィリアムズ主教像(高さ2.4m)が寄贈された。
設置場所は、タッカーホール玄関横の胸像台を予定していたが適当ではないと判断され、本館裏四つ角、本館裏芝生、チャペル会館前を候補とし、1966年にチャペル会館前が選定された。製作者として彫刻家の三坂
ウィリアムズ主教像贈呈除幕式[1967年]
ウィリアムズ主教像贈呈除幕式[1967年]
この主教像は、1969年の立大紛争の際に落書きをされたこともあった。2011年にチャペル会館の建て替えにより、チャペルの東側に設置場所がないため、レンガ造建物を背景にできるメーザーライブラリー旧館前に一時的に移され、2013年に新チャペル会館完成後、現在の場所に戻った。立教小学校にも1979年の第26回卒業式の記念として、三坂氏からウィリアムズ主教像が寄贈されている。
立大紛争時の落書き[1969年]
[2014年7月]
立教小学校の主教像[2023年]
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※本記事は季刊「立教」268号(2024年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
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